男女共同参画に生かして〜須坂市が役割意識示すポスター

2015-09-26 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市男女共同参画課はこのほど、市内の区・自治会の女性役員や、男女の役割の意識調査データなどを示したポスターとチラシを作成した。これから役員改選の時期を迎えることから、市内の傾向などを知ってもらい、男女共同参画の地域づくりを促す狙い。公会堂などに掲示したり、会議資料などとして活用してもらう。
 ポスター・チラシには3項目のデータを示した。女性役員調査では、過去3年、年度ごとに分けて、区長や公民分館長、育成会長、衛生部長などを、女性が務めた町名を一覧表にした。
 平成25年度は計20町22人、26年度は18町24人、27年度は20町28人だった。育成会長や衛生部長は6〜10町、副区長・区長代理は2〜3町あった一方で、区長と公民分館長はいなかった。
 「区・自治会などの団体の代表者は、男性がなったほうがいいですか?」の質問に、男性は「そう思う」5.4%、「どちらかといえばそう思う」18.4%だったのに対して、女性は「そう思う」19.8%、「どちらかといえばそう思う」36.4%だった。
 また、「地域行事や酒席では、女性は裏方(台所)を引き受けるのが当たり前だと思いますか?」の質問に、男性は「そう思う」1.5%、「どちらかといえばそう思う」10.5%だったのに対して女性は「そう思う」3.4%、「どちらかといえばそう思う」19.6%だった。
 質問は昨年度、7つの町で開いた男女共同参画学習会で695人(男316人、女379人)に尋ねた。
 同課では「最近はさまざまな場で女性が活躍したり、料理、育児などをする男性が増えているが、性別による固定的な役割分担意識も根強く残っている。現状を知ってもらい、理解が進めば」と話している。

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