2016-08-20 07:00 am by 須坂新聞
須高防犯協会連合会と須坂警察署は15日、特殊詐欺被害防止を図る啓発活動を須高地区4カ所の金融機関で行った。高齢者が多く訪れる年金支給日に合わせて実施したもので、総勢15人が、啓発チラシや須高事業者防犯協会に加盟する丸善食品工業提供のトマトケチャップを配って注意を呼び掛けた。
県と県警察本部では平成25年12月から、市町村や関係団体と協力して、年金支給日(偶数月の15日)に金融機関などへ来店する高齢者らに、声掛けや資料配布などを通して注意を喚起する活動に取り組み、今回が通算17回目となる。
須高防協と須坂署でも毎回場所を替えて実施しており、今回は須坂郵便局、県信用組合須坂支店、労働金庫須坂支店、小布施郵便局で行った。配布したトマトチャップには「トマット(ちょっと)待って!その電話真っ赤な偽息子じゃない?」と、ユニークなメッセージも添えている。
須坂署生活安全課によれば、須高地区の特殊詐欺は8月15日現在の暫定値で6件(被害額1,795万1,591円)を認知、既に昨年1年間の総数5件を上回っている。全て須坂市で発生、内訳はオレオレ詐欺3件、架空請求詐欺(支払え詐欺)2件、融資保証金詐欺(貸します詐欺)1件となっている。
また、同日現在、金融機関の窓口やコンビニエンスストアなどの水際で10件を阻止しており、合計で913万円が守られている。
同連合会と同署では「啓発活動にご協力いただいた丸善食品工業さんのご好意に感謝します。7月末日までの県全体の発生件数は前年より減少しているものの、須高地区は逆に増加、既に昨年1年間を上回っています。人ごとと思わずに、一人一人、なお一層の注意をお願いします」と呼び掛けている。
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