テコンドー世界大会に挑む〜須坂市米持町の山岸康二さん

2016-08-27 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 須坂市米持町の山岸康二さん(40)が9月にイタリア・アンドリアで開かれる「第7回世界ベテランテコンドー選手権大会」(遠征期間9月5〜13日)に日本代表として出場する。今月17日に市役所で開かれた激励会で山岸さんは「雰囲気にのまれることなく、力を発揮し、メダルを持って帰ってきたい」と決意を述べた。
 山岸さんは昨年9月に行われた第27回全日本テコンドー選手権大会東日本選考大会の男子トゥル(型)3段の部で準優勝。今年3月の本大会では1回戦で敗れたが、その後、日本国際テコンドー協会の選考会を経て、世界大会の出場権を得た。
 2年に1度開かれる今回の世界大会には、同時に開催されるジュニア(14〜17歳)とベテラン(40歳以上)合わせて約30人の日本人選手が出場を予定している。山岸さんは「世界大会はなかなか行けるものではないが、40歳を過ぎても世界で戦えるチャンスをもらえてうれしい。チャレンジのチャンスをくれた家族や会社、協会に感謝したい」と話した。
 韓国が発祥のテコンドーは朝鮮半島に伝わる古武術を基に他の武術の長所を取り入れた護身術で競技はトゥル(型)とマッソギ(組手)がある。特に組手では手技(突きなど)よりも高ポイントの足技(蹴りなど)を多用する攻防が特徴だ。
 山岸さんは自ら代表・指導者を務めるITFテコンドー長野須坂道場(常盤中武道場)で稽古に励む。世界大会出場が決まってからは週1回東京に通い、日本選手団の強化練習にも参加してきた。
 世界大会に向け山岸さんは「同年代の人たちには負けたくない。過去の大会で日本選手団は好成績を収めているので、先輩たちに続けるよう、何としてもメダルを取りたい」と意気込んでいる。
 なお、この日の激励会では、息子の樹君(墨坂中3年)が7日に東京で行われた全日本ジュニアテコンドー選手権大会の14・15歳男子マッソギ51kg級で3位に入賞したことも報告した。

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