2016-11-19 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所青年部(高野洋光会長)は13日、小学5・6年生を対象に8月から実施してきた商売体験セミナー「第11回ジュニアエコノミーカレッジ」の最終回を須坂商工会議所で開き、森上・小山・仁礼・須坂・日滝小から参加した10チームが決算報告書をまとめ、利益の一部を「税金」として須坂市に寄付した。
この事業は実社会に近いビジネス体験を通して経済の仕組みを学び、お金の大切さ、商売の楽しさ・難しさを知ってもらうと共に、「自分たちで考え、決定し、行動する」ことを体験し、生きる力を身につけてもらおうと毎年開催している。
原則5人編成のチームごとに仮想の株式会社を設立、2万円を元手に市内事業所の協力を得ながら食品や雑貨などのオリジナル商品を開発し、11月3日の須坂えびす講で実践販売に取り組み、全チームが完売した。
その結果、10チーム合計で362,780円を売り上げ、利益の中から18,951円を税金として寄付することになった。
税金納付式では、10チームの社長が「須坂市の発展のために役立ててください」と中沢正直副市長に目録を手渡し、主催者や来賓が「皆さん、よくがんばりました。商売をすることの大変さや楽しさ、仲間とのチームワーク、大人との話し合いなど、たくさんのことを学んだと思います。この経験を今後に生かしてください。学校でも報告してください。お金は大切に使ってください」などとねぎらいと激励の言葉を贈った。
子どもたちには自分が稼いだお金として、1人約450円〜約2,200円が分配され、うれしそうに受け取っていた。
子どもたちに感想を聞くと「須坂の商品を売ることができてよかった。協力してもらったお店の人に親切にしてもらってうれしかった」「呼び込みで大きな声を出すのが恥ずかしかったけど、完売できてよかった」などと振り返り、使い道は貯金派が多かった。
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