2016-11-26 07:00 am by 須坂新聞
須坂警察署は22日、特殊詐欺(オレオレ詐欺)の犯人から現金350万円を取り返すことに成功した事案で大きな役割を果たし、被害を防いだとして、北信タクシー乗務員の西村好隆さん(69、須坂市常盤町)に感謝状を贈った。同日、同署で開かれたタクシー乗務員対象の特殊詐欺被害防止対応訓練の席上、山本貞雄署長が西村さんに手渡した。
事件は11月11日に発生。市内在住の80代女性宅に、前日から当日にかけて、息子を装う男から「会社の金で株をやり、損害を出してしまった。お金を用意できないか」との電話が複数回あった。
その話を信じ込んだ女性は現金を用意、西村さんが運転するタクシーで長野電鉄日野駅に向かった。車中での女性の様子や会話が普通ではなかったため、気になった西村さんは同駅駐車場に到着後、女性の行動を注視していたところ、女性が封筒らしきものを、息子の会社の同僚を装う若い男に手渡した。
西村さんは、戻ってきた女性に「詐欺に遭ったのではないか。今なら取り返せる」と説得を重ねると共に、会社に状況を連絡、会社が110番通報した。
女性は西村さんの説得に応じて、再び男のところへ行き、現金を取り戻すことに成功、男はその場から行方をくらました。
西村さんは同訓練の事例発表として報告。「一番困ったのは、おばあちゃんが犯人の話を信じ込んでいて、私の話を聞いてくれなかったこと。そして、日野駅の周辺が真っ暗で人もおらず、助けを求めることができなかったこと。その最悪の状況の中でおばあちゃんを助けることができ、けがもなく、お金も戻ってきて本当によかった」と話していた。
須坂署によれば、同署管内では16日現在の暫定値で、全て須坂市で8件の特殊詐欺が発生、既に昨年1年間の5件を上回っている。また、水際での被害阻止は16件に上り、既に昨年1年間(8件)の2倍に達している。
2016-11-26 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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