2018-11-17 07:00 am by 須坂新聞
須坂商工会議所青年部が主催する小学校高学年を対象にした商売体験セミナー「第13回ジュニアエコノミーカレッジinすざか」は11月3日、えびす講会場の芝宮参道で小山・森上・日滝・仁礼小から参加した過去最多の15チーム(72人)が元気よく販売実践を行った。11日には最終セミナーを須坂商工会議所で開き、決算報告書をまとめ、利益の一部を「税金」として須坂市に寄付した。
この事業は、商売体験を通して経済の仕組み、お金の大切さ、商売の楽しさ・難しさを知ってもらうと共に、「自分たちで考え、決定し、行動する」ことを学んでもらうもの。
5人前後で編成したチームごとに仮想の株式会社を設立。2万円を元手に、市内事業所の協力を得ながら開発した食品や雑貨などのオリジナル商品をえびす講会場で販売し、出張販売をしたり、陳列方法を工夫したり、懸命に売り込んで、全チームが完売した。
その結果、15チーム合計で603,720円を売り上げ、利益の中から34,330円を税金として寄付することになった。
税金納付式では15チームの社長が登壇して「須坂市の発展のために役立ててください」と、三木市長に目録を手渡し、主催者や来賓が「皆さん、よくがんばりました。商売をする大変さや楽しさ、仲間とのチームワークなどたくさんのことを学んだと思います。この経験を今後に生かしてください」などとねぎらいと激励の言葉を贈った。
子どもたちには自分たちで稼いだお金が分配(最高額は4,554円)され、うれしそうに受け取っていた。
クッキーやブレスレットを販売した森上小6年生チーム「クローバー,s」のメンバー(松本藍、大内晴香、丸山央理、持田暁佳、竹内千凛さん)は「みんなで大きな声を出して、がんばりました。思ったより早く完売できてうれしかった。みんなで仲良くできて、とても楽しかった」と喜んでいた。
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