2018-12-15 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内中心とした若手経営者ら15人で組織する「須坂経営革新塾」はこのほど、太陽光発電でさまざまな機器に電力供給できる仮称「ソーラーベンチ」を開発した。
災害などで停電や無電力地帯での電気機器使用、スマホの充電も出来る。また、照明機器と組み合わせることで、キャンプ場、公園、バス停など夜間の防犯としても活用できる。試作機は今後、河東線記念公園に設置する予定だ。
開発の実行委員となった北條將隆さん(須坂市塩川町、北條組社長)と西原弘樹さん(須坂市南横町、サンジュニア社長)が昨年12月に発案し、今年8月に試作機を完成させた。寸法は縦224cm、横190cmで、4方向に14人が座れる。
今後はWifi機能を組み込んで電波通信させ、インフラ機能としての完成を目指す。来年から量産機の設計に入り、会員企業のサンジュニアが販売する予定。
塾会長の新井達也さん(須坂市塩野町、新井製作所専務)は「電気のない暮らしは成り立たない。エネルギー供給で、人のいない不便な場所も注目スポットにしたい」と話す。
同塾は昨年、加盟各社のアイデアと技術力を駆使してネギ畑の除草用カート「オレニノレZ」を作った。今回は開発機械第2号にあたり、長野市で10月に開かれた産業フェアin信州にも出展し、注目を集めた。
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