2019-02-16 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は9日、市在住者、市出身者、須坂に縁のある人たちが一堂に会する懇談会「ふるさと信州須坂のつどい」を東京都内のホテルで開いた。須坂の現状を知ってもらい、ふるさとへの提言や交流を通じて郷土愛を一層深めてもらおうと、今回で9回目の開催。在京者は関東各地から約45人、須坂市からも約35人が参加した。
冒頭、三木正夫市長が須坂市の現状について、今年の箱根駅伝に出場した22大学中15大学が峰の原高原クロスカントリーコースでトレーニングしたこと、消防団ラッパ隊が日本一と評価されていること、2年連続で転入が転出を上回る社会増になっていること、ふるさと納税が増えていること、このほかフルーツエールや農業小学校なども紹介、「須坂の魅力を多くの皆さんに紹介していただき、ふるさと須坂を応援して」と呼び掛けた。
在京者では旭ケ丘町出身の作曲家でレコーディングエンジニアの藤木和人さん(55、川崎市高津区)が「旭ケ丘小ができた場所は幼い頃遊び場だった。豊洲小に1年だけ行き、2年生で旭ケ丘小に移り、相森中、須坂高に通った。今は実家にはたまにしか帰らないけど、55歳という年回りになって『ちょっと遅くなっちゃったけど、ただいま』みたいな感じで、いつの日か須坂に帰れたらいいなと思っている」。
続けて、「昨年このつどいに初参加して皆さんと知り合い、SNSなどで須坂のことがよくわかるようになった。大勢の人たちに須坂に来てもらい、須坂の面白さ・楽しさに気づいてくれるといいなと思う。私も仕事の経験を生かして、ふるさと須坂のためにアイデアを出したり、お手伝いすることがあるかもしれないので協力していきたい」などとあいさつ、大きな拍手が送られた。
また、須坂商工会議所の神林章会頭が商工業の現況について、ながの農業協同組合の神林清治須高地区担当理事が農業の現況について報告。須坂市観光協会の田子忍副会長が3月2日開催の「ワインフェア須坂」や3月23・24日開催の「信州須坂ツーデーウオーキング」をPR、参加を呼び掛けた。
会場には須坂産の日本酒、ワイン、フルーツエール、健康スムージーなど、料理には郷土食のやしょうまやおやきなども用意され、和やかな歓談が繰り広げられた。
初参加した穀町出身の映画監督坂田雅子さん(群馬県みなかみ町/2月23日から3月8日まで長野相生座・ロキシーで企画・監督・撮影作品「モルゲン、明日」を上映。初日に舞台あいさつ)と、毎回会場でおやきなどをブース出展している穀町のつたや菓子舗社長の田中孝芳さんは、かつて隣同士に住んでいた間柄。久しぶりの再会を喜び合う、ふるさとのつどいならではの場面もあった。
また、在京者で井上町出身の小林邦夫さん(千葉県八千代市)から、前回に続いて「毎回つどいを企画していただき、お土産をいただいている。私の方から御礼がしたい」と、須坂からの参加者に対して千葉の特産品のプレゼントがあり、会場を和ませた。
このほか、大型スクリーンに須坂の紹介映像を流したり、在京者に特産品をプレゼントするお楽しみ抽選会なども実施した。フィナーレでは「信濃の国」の合唱と万歳三唱が行われ、大いに盛り上がった。
主催した市政策推進課は「今回もさまざまな交流が生まれ、須坂を外から見た率直なご意見や提言をいただいた。さらに須坂の魅力アップや情報発信に努め、須坂のファンを増やしていきたい」と話している。
2019-02-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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