【大規模開発計画】観光集客施設を構想〜産業団地は市内2社予定

2019-03-02 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 須坂市は2月21、22日、井上地域公民館とメセナホールで、須坂長野東インターチェンジ北側の大規模開発計画の住民説明会を開いた。大型商業施設計画地について、観光情報発信や地元農産物販売などを含めた総合スーパー、飲食店街、アミューズメントパーク、ホテルなどの設置による観光集客施設を構想しているとした。産業団地計画地には、市内に本社を置く、オリオン機械と鈴木が工場を建設する予定であることも明らかにした。
 市は高速道西側の大型商業施設計画地(約25.3ha)と物流団地計画地(約12.5ha)について、地域未来投資促進法「須坂市地域基本計画」に基づいて開発を進める考えで、先ごろ、作成した土地利用調整計画が県の同意を得たと説明。今後、民間事業者が、計画地での事業内容や実施時期などを示す地域経済牽引(けんいん)事業計画を作成し、県の承認が得られれば開発可能となる。
 高速道東側の産業団地計画地(約9.5ha)については、地域未来投資促進法「長野地域基本計画」に基づいて開発を進める考えで、来年度の早い時期に県から土地利用調整計画の同意を得ることを目指しているとした。市が検討している、産業団地計画地北側への用地拡張については、進出希望企業の動向をみて判断するとした。
 いずれの計画地も、土地開発コンサルタントの長工(三重県)が地域経済牽引事業計画を作成する予定で、来年度中に県の承認を得たい考え。2020年度に用地取得、造成工事に着手し、22年度中の施設完成、事業開始を目指すとした。地権者との用地交渉は今春ごろから始める予定。
 説明会は地権者と地域住民を対象に開催。質疑応答は非公開で、市まちづくり課によると開発に伴う交通渋滞の心配や道路整備、安全対策を求める声、工場排水を懸念する意見などがあったという。

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