須坂の企業がマスク製造〜生産設備や技術生かして不安解消に地域貢献

2020-04-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、マスク不足はいまだ続いている。事態の長期化を見据え、設備や縫製技術を生かして布マスクの生産体制を組む動きが須坂市内で見えてきた。手元にマスクがない人にとっては不安解消につながる。
 長張靴下(沼目町、長張光洋社長)は昭和34年の創業。靴下以外の商品を作るのは今回初。靴下の素材は綿とポリエステル、絹などで、そのままマスクの素材として使える。生産設備もそのまま活用、ゴムひもは他業者から調達した。
 長張社長によると、より使いやすいものをと試行錯誤しながら従業員に付けてもらって感想を聞きながら、品質を高めてきたという。マスクは大人用と子ども用があり、色は白、ブルー、グレーの3種類を用意。洗えば複数回使える。
 長張社長は「お客さんから作ってほしいとの声を受けていた。2月の時点では新型コロナは終息するだろうと思った。3月になって日に日に拡大し長期化が心配された。少しでも困っている皆さんのために貢献したい。早く終息してマスクが必要なくなる時を迎えたい」と話す。
 販売はネットで「靴下の専門店ナック」を検索すると注文できる。市内では市観光交流センター(東横町)でも購入できる。問い合わせは同社☎026-248-0980。
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 婦人服の縫製工場「須坂縫製」(村石町、土屋知明社長)は、通常の業務と並行して製造。裁断機、ミシン、アイロンを使い、社員ら4人で1日約60枚を仕上げる。
 同社は昨年末、婦人服の量産体制から、小ロット、サンプル品、オーダーメード主体の業態に縮小した。それから間もなく新型コロナの感染が拡大し、東京で予定していた受注会も中止になった。
 マスク作りは土屋社長が市外の知人から、マスクが足りないので協力してほしい、と声を掛けられたのがきっかけ。地元須高でも必要としている人に喜んでもらえれば―と精力的に取り組むことを決めた。立体マスクの型紙をオリジナルで改良し、肌にぴったりくるよう、ひだをつけた。生地は端切れを有効利用する他、新たに発注。リバーシブルで使える丁寧な作りで、柄や色のある側を裏返すと白いマスクになる。
 価格などについて商工会議所会頭らのアドバイスを受け「縫製のプロである社員が、手作業でいいものをつくる誇りと、地域に貢献する喜びを感じられるように」と、大きさ別に大1,300円、中1,200円、子ども用900円(税込み、同社で買う場合)とした。会津喜多方ラーメン蔵須坂店(井上町)でも購入できる。委託販売を増やす考え。詳細は土屋社長☎090-8023-1043。

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