【新型コロナ休校】児童生徒とオンラインで〜須坂市内小中学校が試行、課題探る

2020-05-02 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う臨時休校が続く中、先生と児童生徒がオンライン双方向で交流する取り組みが須坂市内の各小中学校で試行・検討されている。現在は会議用アプリや教育向けのコミュニケーションツールを利用し、学校と家庭のパソコン・スマホの接続試験、課題や学習支援の可能性を探る段階。機器や家庭内無線LANの環境がないと参加が難しいことや、家族同伴での参加が望ましいといった観点もあり、悩ましいところだ。

 このうち井上小(西原秀明校長、237人)は4月中旬から構築を始めた。各家庭にはネットの連絡網システムで通知。同時にインターネット環境の有無や参加同意を把握し、参加の家庭に学級別のID、パスワードを配布した。6学年で試行後、全学年で5月1日までに2回のテストを実施。1回目約200人、2回目約90人が参加した。家庭での参加が難しい児童については、学校区にある須坂市技術情報センターの協力を得た。
 試行では、各教室でタブレットを前に待機する担任と、数人ずつの児童が画面上で対面した。4年松組の川原有美子先生は児童らに「昨日は何して過ごした?」などと質問。「お母さんとバスケやってた」「庭で縄跳びした」と元気な答えが返ってきた。
 6年松組の小島直人先生は、校庭の桜や花壇の写真を見せ「みんなで学校へ来るのを楽しみにして」と呼び掛けた。いずれの学級も点呼、勉強の進み具合、困ったことがないかなど、1グループ10分ずつやりとりした。音声や画像が届かない家庭とは電話やチャットで即時解決した。
 終了後、先生たちは「教員もドキドキ」「子どもたちの顔を見ながら話せて良かった」と話した。家庭からは「久しぶりに先生や友達の顔が見られて子供はすごく喜んでいた」などのメッセージが多く寄せられた。
 4月中旬、須高の小中学校の情報関係を担当する先生たちが井上小に集まり、オンラインの可能性を模索。現在、東3校(東中、仁礼小、豊丘小)と墨坂中もシステムを構築または試行中という。児童生徒の健康観察や連絡事項は、各校が連絡網システムで実施。状況に応じ、電話連絡や教育・学習相談などを行っている。
 市教育委員会は4月、各校を通じてオンライン指導に向けた家庭のインターネット環境調査を実施。機器、無線LANがない家庭は1割弱だった。

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