高山の山林で死亡事故発生を受け遭難注意 呼び掛け強化

2021-06-19 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 高山村牧の山林でこのほど発生した遭難死亡事故を受け、山林を管理する村公・共有林管理協議会(事務局・村総務課)や須坂警察署は、ネマガリダケ(タケノコ)採りなどの入山者に対し、遭難注意の呼び掛けを強化している。事前に危険場所を確認したり、携帯電話・スマートフォンを持って複数で山に入るなど、改めて入山する際の心得を啓発している。
 同署によると、事故は9日午後から単独で入山していた須坂市内の70代女性が行方不明になった。家族からの通報を受け、同署員や県警ヘリコプターで捜索。10日午後5時20分ごろ、県道大前須坂線第30号カーブ北側の山林内の崖下で倒れているのを県警ヘリが発見、その後死亡を確認した。滑落したとみている。女性は山菜採りのベテランだった。
 事故を受け、同協議会は現地に2カ所ある協力証発行所で、入山者への注意喚起を強化。村ホームページでも注意を促し、遭難多発区域の地図を載せたチラシ(PDFファイル)も公開している。
 また、同署は交番・駐在所ごとに速報チラシを作り、集中的に住民に啓発。県警の情報発信ツールのツイッターや「ライポくん安心メール」でも注意を呼び掛け、緊急対応を取った。
 同協議会は原則として、管理する山田牧場・万山望周辺の入山を通年禁止しているが、毎年ネマガリダケが採れる時季に限り、入山協力金を納めた人の入山を許可している。
 例年入山者(協力証発行数)は5,000人前後。昨年はコロナ禍の影響で規制を解除しなかったが、今年は5月29日から2年ぶりに解禁している。
 13日現在の入山者は3,030人で、直近の2019年に比べて1.3〜1.4倍の多さ。土、日曜だった12、13日だけでも1,000人以上が訪れたという。
 一方、入山できる年には毎年遭難事故が起きている。近年は17年に2件、18年に3件、19年に3件。遭難者の中には死亡した人や、行方不明のままになっている人もいる。
 同協議会では「基本的に山は危ないところ、という意識を持ってもらいたい。十分な準備と慎重な行動を心掛けてほしい」と呼び掛けている。入山期間は6月27日まで。

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