2021-06-19 07:00 am by 須坂新聞
市議会6月定例会は15日から一般質問を開いた。岡田宗之議員の「新型コロナ感染不安による少子化の加速」の質問に、市は妊娠届け出数が18年度331件、19年度315件から20年度は335件と6%増加した。婚姻届け出数は176件、204件から152件と25%減少した。増減が感染症の影響かはっきりしないとした。里帰り出産は、信州医療センターによると、20年度分娩223件のうち56件が里帰り出産で41件が県外からとした。
ワクチン接種の今後(同議員他)では、64歳以下は7月下旬を目途に一斉に接種券を発送する予定。基礎疾患のある人や高齢者・障害者施設の従事者を優先して予約期間を設ける。その他の64歳以下は年齢を分けて予約期間を設けるなどを検討していると答弁した。
荒井敏議員の「インター周辺開発と市全体の構想」の観光集客施設への市内企業の参入の質問に、市は、観光案内所や特産物等販売スペースの設置は立地予定企業へ要望しているが、具体的検討段階に至っていない。設置には多額の賃貸費用がかかることから市の特別なスペースにこだわらず市のPRや土産・特産物販売ができないか研究したいとした。
井上地区の給湯器等の配管腐食による故障(荒井敏、竹内勉両議員の質問)に水道局は、給湯器等の配管に使用する銅管に小さな穴が開く原因は水質や配管材料の他、使用中の温度や流速などいろいろな要因や環境条件から複合的に作用して発生すると言われ、原因とメカニズムが完全には解明されていない。
地下水は遊離炭酸を含む場合が多く、八町水源、野辺原水源共に深井戸水源で、腐食の要因の一つとされる浸食性遊離炭酸も含まれている。同遊離炭酸濃度を軽減するエアレーション設備の野辺原水源への設置を研究していきたいと答弁した。
浅井洋子議員は、高校改革が目指すものの中で、須坂東と須坂創成を再編統合し、総合技術高校プラス普通科(須坂新校)の県教委提案には、実像が見えない、普通科の選択肢を狭めてしまうのではないかとの心配があるとただした。
小林雅彦教育長は、全ての普通科高校が変化を求められている中で知恵を出し合い、他地区に先んじて新しい学校をつくり上げることができれば素晴らしいと思っている、と答弁した。
15日の本会議では、森上小大規模改造等工事請負契約の締結(事件決議案)を全会一致で可決。土屋保男教育委員(67、相之島町)の再任に同意した。1,034万円余を追加する市一般会計補正予算第4号(国の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金10分の10による生活困窮者自立支援事業)を上程した。
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