創成高生が商業競技で活躍

2021-07-10 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon■電卓で 滝澤さん、珠算で上野さんが全国へ
 ともに商業科の滝澤奈央(なお)さん(3年、山ノ内町)と上野愛生(あいな)さん(3年、長野市)は、23日に安曇野市で開かれる第68回全国高校ビジネス計算競技大会(全国商業高校協会主催)に出場する。県大会の個人総合で、滝澤さんが電卓で1位、上野さんは珠算で3位に入った。
 滝澤さんは「普通計算が苦手なので、応用計算で満点が取れるように頑張った」と、県大会の応用計算で見事満点を獲得。昨年11月の新人戦に続き総合1位に輝いた。
  「新人戦の応用計算で1問落としたことが悔しかった。満点が取れてすごくうれしい」。種目別では読み上げ算で2位だった。
 電卓競技は高校に入学してから始めた。全国大会は問題の難易度が上がるという。本番に向けて「練習問題をやっているけど、なかなか点数が取れない」と苦戦。それでも「目標は応用計算で満点。最低でも15問中13〜14問は取れるようにしたい」と意気込む。
 小学1年から珠算を続けてきた上野さんは「そろばんに関わる最後の大会。悔いのないように頑張った」と、県大会を振り返る。
 新人戦と同じ総合3位。「普通計算のミスが多く、目標にしていた得点にも届かなかった。(総合)2位を狙っていたので悔しい」。種目別は応用計算が1位、読み上げ算は3位だった。
 高校1年のときにも全国大会に出場。今回が自身にとって長年の集大成になる。「県大会でミスした普通計算を確実に取りたい。たくさん練習している。問題は難しくなるけど、県大会以上の点数が取れるように頑張りたい」と決意する。
 両競技とも問題は共通(制限時間は異なる)。総合は普通計算(かけ算、わり算、見取り算=各10問)と応用計算(15問)の合計得点で競う。
 全国大会は当初、福島県で開催予定だったが、コロナ禍の影響で通信方式に変更。競技は各都道府県を会場に実施するという。
 珠算・電卓部は本年度、3年生4人、2年生4人、1年生1人の計9人。内訳は珠算1人、電卓8人。
■ワープロ部は北信越へ
 ワープロ部はきょう10日、長野市で開かれる第27回全商北信越地区高校ワープロ競技大会(全商北信越地区高校商業教育研究会主催)に挑む。県大会の団体で3位になった。
 同部唯一の農業科生で部長の新井雄也さん(3年、長野市)、ともに商業科の安西真秀(まほ)さん(3年、須坂市亀倉町)と森川成治さん(2年、長野市)が出場する。
 県大会は、緊張で普段の力が十分に発揮できなかった面もあったというが、上位3人の入力文字数の合計で競う団体で北信越の切符をつかんだ。
 競技は、制限時間10分間で入力文字数を競う。誤字・脱字があると1カ所につき10字減。速さと正確さが求められる。
 新井さんは「調子が良いと1,200〜1,300字ぐらい打てる。1年のときは500字ぐらい。日々の練習でここまでできるようになった」と胸を張る。北信越に向け「少しでも良い結果を残したい」と目標を語った。
 安西さんと森川さんも練習での最高記録は1,000字以上。安西さんは「県大会では変換ミスなどが結構あったので少なくしたい」、森川さんも「焦りがミスにつながった県大会のリベンジをしたい」と本番に挑む。
 補欠は、西宮崚太さん(3年)と鶴田彩乃さん(2年)。
 ワープロ部は本年度、3年生3人、2年生2人、1年生2人の計7人。

2021-07-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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