水道水による給湯器等の腐食事態〜井上地区挙げて市に陳情

2021-08-07 09:57 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市野辺原水源・八町水源から水道水の供給を受ける井上地区7町(井上・米持・幸高・二睦・九反田・中島・福島)の区長と地元の堀内孝人県議、塩崎貞夫市会議長、竹内勉市議の10人が連名で4日、三木市長に「陳情書」を提出した。家庭で給湯器等の配管に穴が開いて水漏れし、1回以上機器の交換を余儀なくされているとして早急に水質検査を進め、原因究明と原因物質を除去する装置の早期設置を要請した。
 陳情書には「多くの家庭で何度も給湯器の配管交換を余儀なくされている。器具メーカーからは水道水質が要因なので保証はできないと言われ、損失を被る家庭が数多く存在」すると現状を紹介。
 「八町水源に設備した装置で炭酸を取り除き、その水で、野辺原水源から出る水を希釈して(井上地区に)供給している努力には感謝申し上げるが、事態は解消されずに起きている」と訴えている。
 井上町の山崎喜雄区長によると、今年6月井上町区の全284世帯に「水道水の水質に関し、給湯器やボイラー等に穴が開いて交換したか」を尋ねたところ、1回以上交換したとの回答が180世帯に上った。「市が八町浄水場エアレーション設備を稼働させた平成28年4月15日以降も続いているとする世帯はこのうちの8割ほどか」(区長)という。
 陳情提出後の取材に区長は「飲み水としては異常はないが、機器の寿命が少しでも改善されればいい。水質調査をしてなるべく早く八町水源と同様に設けてほしい」と述べた。
 陳情提出に同席した幸高町の山岸義一(よしかず)区長は取材に「井上地区全体の問題として一つになって取り組みたい。大型商業施設が計画され、市発展のために地元として協力している。安全安心を阻害しないよう早めに対処を」とした。
 所管する市水道局は「給湯器等の銅管に小さな穴が開く原因として、現状把握のために地下水に含まれる遊離炭酸の濃度や水源のpH(水素イオン指数)を今年2月から調べている。八町水源の設備稼働前はpH6.8、稼働から1カ月後は7.5。遊離炭酸も稼働の前後で9.5から2.3mg毎リットルに軽減した。本年度中は調査を続け、並行して設備設置が野辺原配水池に可能か技術的に研究している」とした。

2021-08-07 09:57 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1000円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。