【熱中症】須高地区は搬送2倍に〜マスクは臨機応変に着脱を

2021-08-07 10:01 am by 須坂新聞

お知らせ icon 「危険な暑さ」が続き、熱中症の発生が懸念される日本列島、昨年からはコロナ対策のために着用するマスクが引き起こす「マスク熱中症」というリスクも重なり、一層危険度が増している。
 須高地区の今年の熱中症はどのような状況なのか―。須坂市消防本部警防課によれば、8月5日現在の熱中症患者の搬送は19件。前年同日(10件)から倍増しており、厳重な警戒を呼び掛けている。
 内訳は▽発生場所=須坂市14件・小布施町4件・高山村1件▽屋内外の別=屋内7件・屋外12件▽性別=男性11人・女性8人▽傷病程度=重症1人・中等症8人・軽症10人。
 このうち、若い年齢では、7歳女児はプールで意識がもうろうとなった。18歳女性は体育(ソフトボール)の授業中に具合が悪くなり、24歳男性は屋内で作業中にふらつき、手足がしびれた。
 年配者では、94歳女性は自宅で体調不良になった。90歳女性は自宅で意識がなくなり、重症と診断された。78歳女性は自転車で走行中に熱中症で転倒。77歳男性は午前中に屋外で作業し、その後の外出先で体を動かすのが困難になった。
 同課では「マスクは昨年も着用しており、今年の発生増加がマスクの影響によるものかどうか分からないが、いずれにしてもマスクをしていると体内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まる。人と十分な距離が確保できる時はマスクをはずすなど臨機応変に着脱してほしい。また、基本的な予防対策として暑さを避けることやこまめに水分や塩分を補給してほしい」と呼び掛けている。

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