2021-08-28 07:00 am by 須坂新聞
第88回NHK全国学校音楽コンクール長野県大会が先ごろ行われた。須高では常盤中が銅賞に入賞。初出場の高甫小は奨励賞と健闘した。昨年はコロナ禍で大会が開かれず、今年は開催されるも無観客、マスク着用、ソーシャルディスタンスの歌唱。そうした逆境の中でも児童生徒は練習を重ね、本番で堂々と歌い上げた。
北信ブロック予選で金賞に輝いた学校(中学5校、小学校6校)がレザンホール(塩尻市)で開いた県大会に出場した。
常盤中学校は合唱部員が14人と少ないが、校内で“助っ人”の協力を呼び掛け、運動部の大会を終えた2、3年生11人の協力を得た。25人体制となり、7月頃から本格的に練習してきた。
部長の青木優衣さん(3年)は、家の人に生で聴いてもらえなかったことを残念がりながらも、「(合唱の練習に)誘ったら、みんな快く来てくれた。県大会に出ることができ、練習の成果を出せたことがうれしい。10月の別のコンクールに向けてさらにがんばりたい」。顧問の駒村京子先生は「マスクをしていると表情や言葉が出しにくいが、自分たちの思いを精一杯伝えようと練習を積んできたことが結果につながった」とたたえた。
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高甫小学校は、3年生以上の37人で構成するボーカルアンサンブル部が、同校としては初の県大会に臨んだ。
夏休み中は学校から持ち帰った1人1台のタブレット端末を活用。個人練習の様子をネット上のグーグルクラスルームに投稿して、個々に顧問の鈴木真理子先生からアドバイスを受けるなどの方法を取り入れた。
6年の土屋奈々さんは「県大会出場が決まり、うれしくて思わず叫んだ。結果は奨励賞だったけど、気持ち良く歌えました」。佐藤鈴(りん)さんは「コロナでたくさんのことが中止になった中で、県大会に行けたことがすごくうれしい。自分でも歌声を録音して確認する努力をして良かったと思います」(共に副部長)と話し、先生や保護者への感謝を口にした。
鈴木先生は「(まとまった人数の)3年生が正規メンバーで歌う学校はほとんどない。子どもたちの一生懸命さと、高甫ならではの素直な響きが伝わったと思う」と児童たちのがんばりを喜んだ。
須高地区のブロック結果は次の通り。
【中学校の部北信ブロック予選】▽銅賞 墨坂中学校
【小学校の部北信ブロック予選】▽銀賞 小山小学校 森上小学校▽銅賞 仁礼小学校▽佳良賞 栗ガ丘小学校
2021-08-28 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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