須坂生まれの赤色系高級ブドウ「クイーンルージュ」本格出荷

2021-10-09 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon JAながの須高ブロックで今季から、須坂で生まれた赤色系ブドウの新品種「クイーンルージュ」が本格的な出荷となり、今月末まで出荷が続く。シャインマスカット、ナガノパープルに続いて、種なしで皮ごと食べられる高級ブドウとして、市場での期待も高い。
 同ブロック須坂共選所(本郷町)では9月15日から出荷を始め、取材した10月6日は約800kgを取り扱った。同ブロックでは今年約20,500kgの出荷を予定。職員の山口大成さんは「着色にややバラツキはあるが、甘く、おいしく仕上がった。定植して3年目となり、今後さらに収穫量が増えると思う。種なし3姉妹として売り出したい」と話す。
 クイーンルージュの開発は2008年、県果樹試験場(須坂市南小河原町)で始まり、赤色系のユニコーンとシャインマスカットを交配して17年に完成。19年に品種名「長果G11」で品種登録、県は主力品種と位置付け、名称を公募して、高級で赤というイメージを持つクイーンルージュを商標名とした。
 糖度は20度以上とされ、シャインマスカットやナガノパープルより甘く、酸度が低いという。房の重さは500〜550gほど、1粒の重さも15g程度。国内のほか、甘みの強い果物が好まれる香港、台湾などアジアを中心に海外販売を見据えている。
 露地の収穫期は須坂市では9月中旬から10月上旬。シャインマスカットやナガノパープルの収穫期と重なり、3種類そろえての贈答品としても期待。4日にNHKニュースで全国放送されたことで認知度も高まり、市観光協会などには問い合わせが相次いだ。
 県は海外輸出に当たり、無許可の栽培を防ぐ品種登録、名称の無断使用を防ぐ商標登録を複数の国で進めている。県開発の品種が海外で商標登録を出願するのは初という。冷蔵貯蔵による年明けの出荷も検討。現在は県内でしか栽培できない。

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