【インター周辺地区開発】北信の新たなにぎわい拠点計画中

2021-10-30 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市井上地区の大規模開発(須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発)は、計画面積約41.47ha。内訳は観光集客施設用地約22.47ha、物流関連産業施設用地約10.44ha、ものづくり産業施設用地8.56ha。現在造成工事をしている。
 開発事業者、「長工」(三重県四日市市)の田中常博長野事務所所長は10月21日の須坂商工会議所「商業流通・地域観光振興合同委員会」で進捗(しんちょく)状況を説明した。
 観光集客施設用地と物流関連産業施設用地は6月に着手。観光集客施設用地は、来年8月中の造成工事完了を目指している。9月中にイオンモールに土地を引き渡し、建物着工は来年10月を予定。オープンは2024(令和6)年3月とした。
 物流関連産業施設用地は、来年9月末ごろに造成工事の完了を予定。それぞれ分譲するため、順次、造成工事の完了後に進出企業に売却する。全体の完成時期は現在未定。
 今年4月に造成工事に入ったものづくり産業用地のうち、鈴木の新工場(仮称須坂インター工場、約2.98ha)は、今年10月の造成工事完了を目指す。建物建設は12月着工予定。
 一方、オリオン機械(約5.58ha)は、来年夏(8月か9月)の造成工事完了を予定。
 長工が作製した「完成予想鳥瞰図=ちょうかんず=」について、田中所長は「あくまでも想像図とご理解いただきたい」とした。
 建物は権五郎川を跨ぐ位置に計画中。テナント構成やモール構成など固めていく。テナントの募集はイオンモール側で進め、地元企業の出店希望は、須坂商工会議所を通じて長工とイオンモールの開発部門がヒアリングしていくとした。
 イオンモールが先ごろ公表したモールコンセプトは「新たな拠点として北信の活性化に寄与するべく、地域に根差したにぎわい創出の一助となる施設を目指す」「再生可能エネルギーの活用など自然と調和した施設づくりを推進し、地域のインフラ拠点として災害に強い施設づくりで安全・安心を提供する」。
 観光集客施設用地は来月から盛り土をしていく。
 田中所長は「建物部分は当初の計画より盛り土して上げる方針」と説明した。

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