2021-12-04 07:00 am by 須坂新聞
須坂新聞社は11月29日、「第54回須高書道大会」の第一次審査を本社で行った。1968(昭和43)年の創刊以来毎年開催している文化事業で、今回は363点(前回より6点減少)の応募があり、審査の結果、220点を入選以上として、このうちの41点を大会賞や主催・後援の各団体賞が贈られる推薦に選び、最終審査に送った。
作品は幼稚園・保育園〜一般の12部門で募集。須高地区内外、遠くは東京などからも応募があった。
応募の内訳は▽幼稚園・保育園=3点▽小1=13点▽小2=21点▽小3=43点▽小4=40点▽小5=38点▽小6=39点▽中1=31点▽中2=19点▽中3=12点▽高校=20点▽一般=84点。
審査は地域の書家4人に委嘱。書体に誤りがないかなど、辞典と照らし合わせながら慎重に進め、各部門ごとに優秀作品を絞り込んでいった。
審査後、先生方からは「年々子どもの数が減少する中で多くの皆さんに応募していただいたことは大変喜ばしい。毎年のことながら学年が上がるごとにレベルが高く、審査に苦労した。応募の中に課題が違う作品があり、上手に書けていたが、外させていただいた。せっかく参加しているのにとても残念なことで、書道教室の先生やご家族の方は確認をお願いします」などの感想が寄せられた。
また▽字のバランスを考え、全体感を大切にする▽字は大きすぎても、小さすぎてもいけない。空間を意識する▽点画は正確に、文字の中心をそろえる▽一般部門で「楷書と行書」または「楷書と草書」が混在する作品が見受けられた。書体は統一する―などのアドバイスがあり、「書道は書けば書くほど上達します。日々の積み重ねを大切に、これからも書道を続けていってください」と呼び掛けた。
なお、推薦の41点は審査長の市澤静山信州大学名誉教授(所沢市在住、日展会員)が最終審査を行い、本紙2022年元旦号で各賞の作品のほか、特選・金賞・銀賞・入選者名を全員掲載、作品も順次紹介していく。入選以上の作品展は1月4日〜31日に須坂市生涯学習センターで開く。
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