【須坂市】規模を縮小して「消防出初め式」

2022-01-15 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 新春恒例「須坂市消防出初め式」が9日、メセナホール北側駐車場とメセナホールで開かれた。
 例年は須坂小学校グラウンド、市中行進、メセナホールの流れで行っていたが、コロナ感染防止のため昨年は出初め式を中止して、表彰式(代表者のみ出席)を須坂市消防本部で実施。今年は規模を縮小、メセナホール北側駐車場からメセナホールまで分列行進し、同ホールで式典を開いた。参加者は約290人、例年の半分以下にとどめた。
 式典で、三木正夫市長は「令和元年の台風被害を教訓に、須坂市は消防防災設備の充実を図ってまいります。須坂市消防団は地域社会に欠かすことのできない組織として、市民から厚い信頼を得ており、市民の生命・財産を守り、安心・安全なまちづくりの重責を担われる皆様のご健勝を祈念し、なお一層の協力をお願い申し上げます」などと式辞。
 引き続き、退団者と任命者への辞令交付、新入団員の宣誓、功労者や無火災の表彰、団長訓示などを行った。
 今回の退団は29人、新入団は18人。現在の団員は850人で、定員(881人)より31人少ない。団員のうち女性は28人(音楽隊19人・分団9人)在籍している。
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 須坂市消防本部によれば、昨年1年間に須高地区で発生した火災は25件で、前年に比べて13件減少した。
 市町村別では▽須坂市=17件(前年比11件減)▽小布施町=7件(同数)▽高山村=1件(2件減)。死者は1人(須坂市)で前年比1人減。負傷者は5人(須坂市4人・高山村1人)で前年比3人減。種別は▽建物=13件▽車両=4件▽林野=2件▽その他=6件―だった。
 また、救急車は2,984件(1日平均8.16件)出動、前年に比べて281件増加した。
 出動の市町村別では▽須坂市=2,252件(前年比231件増)▽小布施町=437件(59件増)▽高山村=287件(14件減)。その他(高速道路や他市町村)で8件。
 原因別では急病1,971件(66.0%)、一般負傷507件(17.0%)、転院261件(8.7%)、交通事故151件(5.1%)などとなった。
 出動件数が大幅に増加した点について、同本部警防課は「一昨年は外出自粛などで屋外での活動が減少した。昨年は感染が落ち着きを見せたこともあり、屋外で活動する機会が増え、市町村でバラツキはあるが、一昨年の反動で増加に転じたと思われる」と分析している。

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