2022-01-29 07:00 am by 須坂新聞
23日に千秋楽を迎えた大相撲初場所で、木曽郡上松町出身の関脇御嶽海関(本名・大道久司=29、出羽海部屋)が3度目の幕内優勝を果たし、26日に大関昇進が正式に決まった。長野県出身力士では、1795(寛政7)年に昇進した旧大石村(現東御市)出身の雷電以来227年ぶりという。「これからも御嶽海らしい相撲を」「御嶽海の活躍で相撲ファンになった」「横綱を目指してほしい」―。信州出身の新大関誕生に、須高関係の相撲ファンなどからも祝福の声が上がり、さらなる活躍に期待を寄せている。
「本当に心の底からうれしいですね」。御嶽海関と同学年の友人で、須坂市米持町出身の会社員石坂拓矢さん(29、佐久市)は、かつてのライバルの姿に胸を打たれた。
過去2度の大関とりのチャンスを逃していただけに、「地力をつけてつかみ取った優勝、大関昇進に感動した。運も持っていないと大関にはなれない。自分に合ったやり方で地道に取り組んできた結果ではないか」とたたえた。
所属先は別々だったが、同じ土俵で稽古に励んだり、大会では何度も対戦した。小学校から大学までしのぎを削った仲間だ。今も時々連絡を取り合うなど交流が続いている。
千秋楽の結びの一番で横綱照ノ富士を破り優勝を決めた取組は、テレビ観戦できなかったため、ニュースサイトで結果を知った。「取組の動画を見たり、インタビューを聞いていたら泣いてしまって…」。その日のうちにLINE(ライン)で祝福のメッセージを送った。
「今場所は良い緊張感を持って臨んでいるように見えた。意気込みも感じられた。相手の懐に入り、腰の位置を低くして攻めていく相撲を徹底していた。大関になっても今まで通り御嶽海らしい相撲を取ってほしい」。そう願っている。
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須高の相撲ファンも快挙に沸く。「照ノ富士に勝った瞬間は飛びはねて喜んだ。次は2場所連続優勝と横綱昇進へ」(40代男性・会社員/須坂市)、「今まで相撲は見ていなかったが御嶽海の活躍で見るのが楽しくなり、すっかり相撲ファン。横綱を目指して頑張ってほしい」(50代男性・自営業/須坂市)などとエールを送る。
2022-01-29 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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