2022-07-02 10:30 am by 須坂新聞
須坂市を拠点に活動するバレーボールVリーグ3部(V3)男子の長野ガロンズは先ごろ、元日本代表の河野(かわの)裕輔氏(46、埼玉県在住)とテクニカルアドバイザー契約を結んだ。
6月26日、市内で就任記者会見に臨んだ河野氏は「チームはまだまだ強くなる」と強調し、目標のV3優勝とV2復帰に向けて決意を語った。
チームの強化、立て直しを図るため新たにテクニカルアドバイザーを置いた。河野氏には月1、2回ほど直接チームの指導に関わってもらうほか、試合の映像を共有して、戦術面や練習メニューなどの助言も受ける。公式戦にも帯同してもらう予定だ。
記者会見に同席したチーム運営会社の信州スポーツプロモーション(須坂ハイランド町)の韮崎昌彦社長は「長野ガロンズにとって大きな力になることは間違いない。必ずV3優勝、V2復帰を果たすために頑張っていきたい。数年後にはV2リーグで優勝争いができるチームづくりが当面の目標」と力を込めた。
河野氏はチームの印象について「まだまだ荒削りだが、うまく回っているときの破壊力はものすごい。(勢いに)乗ったときの攻撃力はV3で一番」と高く評価。一方で「受け身に回ったときの不安定さ」などを課題に挙げた。すでに今後のチームの方向性を提案しているという。
河野氏によると、バレーボール界は戦術的に過渡期を迎えているとし、「チーム全体の組織力を上げたい。(監督、コーチ、選手と共に)目標に向かっての道筋を一緒に考えていきたい」と抱負を述べた。
茨城県出身。足利工業大付属高(現・足利大付属高)、中央大卒。1998年、日本たばこ産業(JT)に入社し、JTサンダーズ(現・JTサンダーズ広島)に入団。スーパーエースとして活躍し、2000〜01年シーズンの第7回Vリーグ新人王を獲得した。日本代表にも選ばれた。30歳で現役引退し、現在はJTに勤務。Vリーグの動画配信サービスなどの解説も担当している。5月22日、長野ガロンズのテクニカルアドバイザーに就いた。
ガロンズは21〜22年シーズン、7勝8敗で4チーム中3位だった。22〜23年シーズンは10チームが参加する。
2022-07-02 10:30 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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