2022-07-09 07:00 am by 須坂新聞
須坂東高校で7月3日、文化祭の体育行事に参加していた生徒6人が熱中症の疑いで救急搬送された。須高地区ではその後の発生も含めて、7日現在で25件発生(搬送)、7月上旬の段階で既に昨年の総数(22件)を上回っている。
須坂市消防本部警防課によれば、須坂東高の生徒は体に力が入らない、手がしびれる、吐き気がする、呼吸が苦しいなどを訴えた。
また、7月5日に搬送した42歳男性は屋内工場で作業中に体調不良を訴えた。同本部に設置している気象観測装置では当日の最高気温は29.6度で真夏日(30度以上)に達していなかったが、湿度が高かった。
須高の熱中症発生件数は、統計がある過去12年間の中で2018年の54件が最多。同年は7月8日時点で13件にとどまっていたが、7月中旬以降に激増、最終的に9月3日まで発生した。
単純に比較はできないが、数字上では、今年は最多年を大幅に上回るペースで推移しており、警防課では「熱中症は湿度が要因になることもある。いつどこにいても油断することなく、万全な対策を講じてほしい」と呼び掛けている。
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