2022-08-06 07:00 am by 須坂新聞
すざかこども食堂実行委員会(有志約20人)は7月31日、須坂市役所西側の多目的広場でフードパントリー(生活困窮家庭等を支援する食品無料提供活動)を開いた。炎天下の駐車場には開始2時間前から人々が並び、開始15分すぎには準備した70人分の食品が並んだ人の手に渡った。
同実行委員会は、2016年12月から20年3月まで21回ほど、市内各地域公民館を回って奇数月に「こども食堂」を開いてきた。コロナ禍で休止を余儀なくされ、代わってフードパントリーを20年12月から長期休業(冬休み、春休み、夏休み)ごとに開いている。
今回は通算6回目。夏は昨年に続いて2回目。今回から配布数を10人分増やし、70人分を準備した。
袋の中身は米や野菜、保存食品など。実行委員会スタッフ13人が事前に準備した。
初回は40人分を準備し、配布終了まで1時間を要したという。
支援食品は、県地域振興局や市社協、JA、企業、個人などから提供され、個人の現金カンパも増えているという。
事務局の斎藤稔さん(田の神町)は「スタッフは準備等を楽しんでやっているので継続したいが、やらなくてもいい社会を願っている。格差が広がっていて安心して暮らせるようになることが一番。食べ物に困らない社会やニコニコ暮らせる社会を望んでいる」。
今年7月からはコカ・コーラ自販機の売上金からの配分も受けているという。
フードパントリーのパントリーとは、食品貯蔵庫の意味。
2022-08-06 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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