技能五輪7人、アビリンピック1人全国に挑む

2022-10-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 第60回技能五輪全国大会(11月4日〜7日、千葉県幕張メッセなど13会場)と第42回全国障害者技能競技大会(アビリンピック、11月4日〜6日、幕張メッセ)に出場する県選手団(選手46人、8人)の結団式が13日、県長野保健福祉事務所(長野市)で開かれた。須高関係では技能五輪に7人、アビリンピックに1人が出場する。
 技能五輪(原則23歳以下)は技能尊重機運の醸成を図ることを目的に開く。41職種のうち県選手は16職種に46人が出場を予定する。
 電気溶接職種は1人で、前田鉄工所(須坂市)から望月昭太さん(21、須坂市境沢町)が2年連続出場する。
 同社勤務4年目。取材には「大手企業とのレベルの差が前回分かった。点数が取れるよう練習してきたので入賞したい」と述べた。
 指導員の宮崎文也さんは「前回の弱点を見つめ直し、いいところを伸ばして真剣に取り組んできた。緊張することなく、普段通りが必ずいい結果につながる」と期待した。
 冷凍空調技術職種は6人でオリオングループから。
 オリオン機械(須坂市)の竹前綾人(あやと)さん(20、入社3年目、須坂市米子町在住)は2回目の出場。前回は敢闘賞。「経験や学んだことを生かして前回以上の金賞が取れるよう精度を詰めていきたい」。
 同社の宮坂めぐみさん(21、入社3年目、長野市在住)は2回目の出場で前回は敢闘賞。「前回は時間を気にしたが、今回は精度を気にして前回より良い成績、メダルを目指して練習している。細かい所や精度を上げて完成度を上げたい」。
 同社の小野沢望美(のぞみ)さん(20、入社2年目、長野市在住)は初出場。「悔いのないよう頑張りたい。メダルを目指して精度を追求したい」。
 同社の寺谷和子(てらたにわこ)さん(20、入社2年目、長野市在住)は初出場。「メダル獲得ができればいい。今までできていない箇所を大会までに重点的に仕上げたい」。
 オリオン機械の指導員は10人体制。指導員の渋沢友綱さんは「前回銅賞だったが、それ以上の賞と全員入賞を目指している」。
 オリオン精工(千曲市)の宮下叶夢(とむ)さん(19、入社2年目、長野市在住)は初出場。「メダル獲得を目指したい。寸法を出せるよう調整したい」。
 同社の米沢優津輝(ゆづき)さん(21、昨年9月の入社で1年余、千曲市在住)は初出場。「賞を取ることを目標に頑張りたい。完成度を高めたい」。
 オリオン精工は指導員5人体制。指導員の宮川英範さんは「2人共メダルが取れるよう頑張ってほしい」と期待を込めた。
 アビリンピック(15歳以上)は、障がい者に対する理解と認識を深め、雇用促進と地位向上を目的とする。県選手は8種目に8人。
 パソコンデータ入力種目に3年連続6回目の出場となる清水幹生(みきお)さん(26、社会福祉法人夢工房福祉会LINK、須坂市小山町在住)は「金メダルを狙いたい。いじわる問題と、データ修正の中で平仮名が片仮名になっているところに気をつけたい」と抱負を語った。
 県選手団団長の藤沢敏彦県職業能力開発協会会長は「県代表として企業の名前を背負って出場されるが、自分のためにも悔いのない思い切った競技をしてほしい」と期待した。
 関昇一郎県副知事は「生産年齢人口が減少する中で日本の成長を支える技能技術がますます重要になる。技を磨く皆さんの活躍が県の産業界に元気をもたらす。産業が元気になると県民生活の豊かさにつながる。力を出し切って」と激励した。

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