野球人口減少抑制へ地域一体で連携強化〜地元高校球児ら教室で子どもたちを指導

2022-10-29 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 県内の野球人口の減少が進んでいる。7月に行われた第104回全国高校野球選手権長野大会では4チーム(14校)が連合チームで参加した。県内高校の5月末時点での硬式野球部員数は、2012(平成24)年の3,600人から約3割減の2,514人。須坂市内の3校も、今秋の大会で単独チームでの出場を果たしたのは1校のみと各校が部員数の減少に苦しむ。
 市内3校から硬式野球部の消滅が危惧される中、野球人口の減少や子どものスポーツ離れなどに歯止めをかけようとさまざまな取り組みも行われている。
 須坂創成高グラウンド(旧須坂商業高)で22日に行われた「ベースボール教室」では、地元の高校球児らがキャッチボールや試合形式のミニゲームなどで野球未経験の小学生と交流。体を動かすことの楽しさや野球の魅力を伝えていた。
 同教室は市スポーツ協会が主催する「アクティブ・キッズ・プログラム」の特別講座で、創成高の野球部や市内で活動する小中学校のチームの指導者なども参加した。
 県内の他地域と同様に、須高でも野球人口の減少抑制や競技の魅力を次世代に伝えるための働きかけが強化されている。
(10月29日付須坂新聞10面で特集)

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