2022-12-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂新聞社は11月28日、「第55回須高書道大会」の第一次審査を本社で行った。1968(昭和43)年の創刊以来毎年開催している文化事業で、今回は360点(前回より3点減少)の応募があり、審査の結果、221点を入選以上として、このうちの41点を大会賞や主催・後援の各団体賞が贈られる推薦に選び、最終審査に送った。
作品は幼稚園・保育園〜一般の12部門で募集。須高地区内外、遠くは東京・岐阜などからも応募があった。
応募の内訳は
幼稚園・保育園=14点
小1=8点
小2=20点
小3=26点
小4=40点
小5=40点
小6=37点
中1=27点
中2=26点
中3=15点
高校=20点
一般=87点。
審査は地域の書家4人に委嘱。書体に誤りがないかなど、辞典と照らし合わせながら慎重に進め、各部門ごとに優秀作品を絞り込んでいった。
審査後、審査員からは「応募数が前回とほぼ同じということで、子どもの数が減少する中で多くの方に応募していただいたことは大変喜ばしい。毎年のことながら学年が上がるごとにレベルが高く、審査に苦労した。字の中に“点”が1カ所入っていない作品があった。上手に書けていたが、正確な字ではないので選外とさせていただいた。書く前、書いた後に必ず確認してほしい」などの感想が寄せられた。
また▽用紙の中に文字をほどよくおさめ、全体感を大切にする▽点画は正確に、文字の中心をそろえる▽文字がぶつかったり、離れすぎないようにする▽名前も作品の一部。日頃から意識して、ていねいに書いてほしい―などのアドバイスがあり、「書道は書けば書くほど上達します。日々の積み重ねを大切にこれからも書道を続けていってください」と激励の言葉があった。
なお、推薦の41点は審査長の市澤静山信州大学名誉教授(埼玉県所沢市、日展会員)が最終審査を行い、本紙2023年元旦号で各賞の作品のほか、特選・金賞・銀賞・入選者名を全員掲載、作品も順次紹介していく。
入選以上の作品展は1月4日〜30日に須坂市生涯学習センターで開く。
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