台湾から須坂へ、3年半ぶり交流〜英語指導団が学校訪問

2023-05-20 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市にこのほど、台湾の高校生や小中学校教師の視察団が訪れた。信州須坂観光協会によると、市内で訪日団体の受け入れは約3年半ぶり。コロナ禍の影響で途絶えていた国際交流が再開した。

 彰化県で英語教育を推進する小中学校の校長や教師11人(彰化県英語指導団)は11日、東中学校と仁礼小学校を訪問。英語授業の参観や校内見学、意見交換をした。
 仁礼小の歓迎式で冨沢孝校長は学校の概略や児童たちの様子を紹介。グローバル化する社会に子どもたちが対応していくためには、外国語による言語活動を通したコミュニケーション能力の育成が重要―とし「視察団の皆さんにさまざまな視点から本校の教育についてご意見をいただきたい」とあいさつした。記念品交換で同校側から『さくらさくら』のオルゴール。台湾の一行からタオルや靴下、パイナップルケーキなどを受け取った。
 授業は6年仁組(29人)を公開。デジタル教科書を有効活用しながら、英語専科の先生と共にリスニングや発音を学んた。児童が互いに英語で「〜ができますか」「〜ができます」を繰り返す学習では、台湾の先生たちも交じり、「料理はできますか」「水泳はできますか」など、身近な話題で言葉を交わした。
 参観後、指導団の団長で草湖国民中学のリン・キンビ校長は「台湾では先生が一方的に教えることが多い。日本の授業は先生と児童が積極的にコミュニケーションを図りながら学んでいると感じた。台湾でも参考にしたい」と話していた。
 東中では2年1組と2組合同(44人)の授業を視察。一行は同校で給食を味わった。

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