須坂長野東インター周辺地区開発で物流用地に地元企業2社進出

2023-06-10 09:53 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 須坂市は6日、上信越道須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発で、物流関連産業施設用地の立地企業として、新たに地元企業2社から公表があったと明らかにした。ともに市内に拠点を置く一般貨物運送業などのエム・ケイライン(須坂市幸高町)と、自動車鈑金塗装などのユー・ボディアンドペインティング(県営日滝原産業団地)が進出する。また、周辺の道路整備について市は、工事期間を延長し、2024年度中の完成予定に見直したことも発表した。
 エム・ケイラインは、物流倉庫兼事務所を建設する。今年7月に着工し、来年7月から操業を始める計画だ。敷地面積約11,500平方メートル。同社は、市内に本社営業所を置く他、小布施町や長野市若穂などにも倉庫がある。県外では静岡県に御殿場営業所などを置く。
 ユー・ボディアンドペインティングは、車両の保管や検品などを行う工場を検討。新車点検事業などを須坂本社工場から移す。年内に着工し、来年秋の操業開始を予定。敷地面積約26,900平方メートル。同社はトヨタ・ユーグループ企業。本社工場の他、南箕輪村に伊那事業所を置く。
 同用地の立地企業は先ごろ公表された、ともに運送事業者の長野陸送(長野市)と泉翔(南箕輪村)を合わせて4社となった。
 また市は6日から、観光集客施設用地やものづくり産業施設用地を含む開発地全体の呼び名を「インター須坂産業団地」(既存の「インター須坂流通産業団地」含む)に統一。立地企業から要望を受け決めたという。
 一方、工事期間を延ばす道路整備については、これまで今年12月末の完成を目指してきたが、設計の変更などに伴い工程を精査。工期などを調整する中で完成時期を見直した。主に新アクセス道路と市道井上九反田電鉄沿線の一部に遅れが出ているという。
 道路整備は20年度から工事に着手し、今年6月末までの進捗(しんちょく)率は事業費ベースで90%。全8路線のうち、1路線の工事が完了している。市は「工事が完了した路線から順次開放していく」としている。

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