2023-07-01 07:00 am by 須坂新聞
梅雨末期や台風などの集中豪雨による水害に備えようと、須坂警察署は6月21日、署内と臥竜公園で「災害警備訓練」を実施した。
署員約10人が参加。署内ではがれきを取り除く訓練としてチェーンソーや電動のこぎりを使って木材やパイプを切断、移動した臥竜公園では竜ケ池で救助訓練を行った。
このうち、救助訓練ではゴムボートの組み立てや操船の要領を確認した後、要救助者に見立てた人形を池から引き上げて、毛布と棒で作った簡易担架で運び、AED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生を行う一連の流れを確認した。
須高地区では、令和元年10月の台風19号で千曲川が決壊して甚大な被害を受け、40年以上前の昭和56年8月には、須坂市仁礼地区の宇原川で台風による土石流が発生、市民10人が犠牲になった「五六災害」など、大きな水害に見舞われた歴史がある。
このため、警察・消防関係者の水防知識や技能を高める訓練は重要で、同署の羽毛田孝一署長は「災害はいつ起こるか分からず、その規模も想定を超えるケースがある。いざという時迅速に救助活動ができるよう、日頃から備えていきたい」と話している。
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