2025-03-08 07:00 am by 須坂新聞
県須坂看護専門学校(須坂市小山町、蔵之内睦美校長)の卒業式が3日、同校体育館で行われた。4年の課程を終えた第29期生31人(女性30人・男性1人)が温かな拍手に包まれながら看護師としての一歩を踏み出した。
蔵之内校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した。卒業生には「高度専門士(医療専門課程)」の称号が付与された。人間総合科学大学の通信教育課程の履修者1人には併せて学位が授与された。
蔵之内校長は「入学時は新型コロナの制約を受け、思い通りにできないことが多かったが、体験を積み重ね、看護の土台を作ってきた。一人一人の手で患者さんを包み、不安を和らげ、生きる力に寄り添ってください」と卒業生を祝福した。
在校生を代表して中村來央(なお)さんは「困難に直面するたび、改めてその壁を乗り越えてきた先輩の偉大さを知り、頑張ろうという気持ちになる」と感謝を述べた。
卒業生を代表して藤巻加奈子さんは「悩む時もあったが、私たちが考える看護を一生懸命実践してきた。支えてくれた仲間、健康面や精神面をサポートしてくれた家族のおかげ。学んだことを糧に看護が必要とする人のために誠実に関わり、日々成長していきたい」と答辞を述べた。
卒業生の大半は県内で看護師として就職するという。
須高小中卒業式の日程
須高地区では3月1日に須坂高、須坂創成高、4日に須坂東高の卒業式を行った。いずれも中学校は19日、小学校は18日、須坂支援学校は14日に予定。
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